青ヒバの会

首都圏・京阪神を中心に青森ヒバでつながる、住まい作りのネットワーク

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耐震健康シェルター「命守」の普及 2018年 5月 7日| 

シェルター耐震実験風景

既存住宅耐震化への提案
昭和56年5月31日に建築基準法の耐震規定が改正された。いつ起きてもおかしくない大震災に対して家屋の崩壊による死者の発生を極力防ぐための法的措置であります。しかしその後阪神淡路大震災が発生し、6000人以上の死者が出た。法規制が整備されても、元々から住んでいた住宅の耐震強度を上げる事が日本の住宅事情を考えると難しい事が多い。耐震診断法によって、基準以下の数値が出ても、補強工事を行うには障害が多いからだ。ましてや住みながら必要な強度にアップする事には、一時空き家にして基礎や骨組みを補強するため、かなり大規模な工期とコストを覚悟しなければなりません。
因みに、診断はしたものの耐震補強工事は見合わせている事例が大変多いのも事実です。
<青ヒバの会>が開発した「命守」はその名の通り、単に耐震強度の高いシェルターと言うだけではありません。鉄やプラスチックで造られたシェルターでなく、木材の強度を最大限活用し、住み心地にも配慮している事が、耐震健康シェルターの最大のポイントなのです。

シェルターの実体験をして頂くために、展示場を設けました。常駐しておりませんので、見学したい方は、あらかじめご連絡をお願いします。現場にてご説明いたします。ぜひ実物の心地良さを体験し、その価値を知っていただければ幸いです。

連絡先
 青ヒバの会事務局
 電話 03-3779-0608
 Mail info@aohiba.net
 「命守」で検索できます。

次回は「命守」の特長などを掲載します。

介護室と趣味室のある家 国分寺市T邸(2015年9月竣工) 2016年 1月 29日|

T邸はお父さんの代に建てられた住宅を建て替えて、耐震に関する不安を解消すると共に、高齢化により体の不自由さが目立ってきたお母さんの為に、介護が行き届く住まいにする事が計画の一番の要旨でした。また、ご自身が趣味として始められたそば打ちが心置きなく出来、友達と楽しむ趣味の空間が欲しいこともありました。

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都市に平屋の住まい 世田谷区Y邸 2015年 7月 31日|

都会の一等地に平屋という、少々贅沢な青ヒバの住まいが誕生しました。都市に住むことは土地の有効利用の観点から木造であっても2階建以上が普通になっています。
木造の3階、4階建ても可能な昨今ですが、昔から日本の住まいの基本型は平屋にあると言われています。

準防火地域ですが、木をふんだんに使い外観は和風です。内部はお施主さんの住まい方を基本にした自由な空間構成になりました。リビングと寝室は母屋にまとめ、水廻りのキッチンダイニング、浴室を水屋にまとめて設けています。
2階建てより平屋の方がコストパフォーマンスにはかけますが、平屋ならではの自由かつ動線のシンプルさが特徴になります。そして母屋と水屋の間は離して、風が通り抜けます。
床面積75.56m²、天井を高く取ることにより、小屋裏空間が広く、家族構成の変化に対応出来ます。そして収納の少なさを補って余りあります。また母屋を覆う大屋根南面には、太陽光パネルを全面に敷き、発電能力は7.0kになり、売電によってリターンの収入があります。
温暖化による夏型の気候が長く続く今日ですが、庇を大きく取る事により、軒下から自然の涼風が入り、クーラーに依存しなくとも夏日を心地よく過ごせます。

<青ヒバの家>としては、久方ぶりの平屋の実現でした。日本の家が持つ力を、あらためて感じた仕事でした。

青ヒバの家・二世帯住宅 2015年 4月 17日|

 二世帯住宅の需要は、青ヒバの会30数年の活動中に多数あります。(将来二世帯住宅に転換できる様々な工夫と生活空間の提案も含んでいます)この頃は、二世帯で住むメリットが注目されはじめて来たように思われます。住宅の質が上がり、お互いの生活騒音等が軽減できる建材、また幼児や高齢者にやさしい自然素材などが多くなった事も一因と考えます。
 青ヒバの会では、一緒に住みながらプライバシーを保ち、またパブリック感覚も楽しめる空間造りが、特注の住まいづくりとして喜ばれています。そして初期計画にじっくり時間を掛ける事が大切です。一つの大屋根に包まれ、玄関も一つの二世帯、屋根は一つでも、玄関は二つ、両者の行き来も中からはできない二世帯、けれども庭は共通等、デザイン要素はたくさんあります。
 青ヒバの会の場合は玄関一つという住まいが多いのですが、いずれも二世帯双方の暮らし方をじっくり聞いた上で省スペースな設計にし、合理的なライフスタイルにして行く事が、コスト面にもリーズナブルに作用します。ここに紹介しているのは、一昨年葛飾区に竣工した玄関が一つの二世帯の住まいです。

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2014年 5月 13日|

木の香りについて

香りは私たちの日常生活において、身体全体を包み、思考に働きかけるとともに生理学的に

も大切な要素であると思います。

そして木の香りは日本人にとって身近で、懐かしい香りではないでしょうか。

青ヒバの会では、木の香り特にヒバの香りを住まいの中で大いに感じてもらう工夫を重ねています。

森林浴で身も心も解放されるような清々しさを感じますが、この開放感を少しでも家に居て享受で

きる住まいを、そして私たちの五感を研ぎ澄ませる木の家づくりを続けています。

木の持つ力を香りの面から考えてみたいと思い、5月から実験データをもとに、ブログ上で発信して

いきたいと思っています。

青ヒバの会は「元気木の家研究会」という住まいづくりに参加しています。今、当研究会では

乾燥の仕方による、香りの違いを体験できる木片のサンプルをお送りしています。

興味のある方は、元気木の家研究会のHPより、お申込みください。

木の快適さを科学する5 ヒバ材油によるダニの行動抑制 2013年 9月 2日|

木の香り物質がダニの行動に及ぼす影響を明らかにするため、青森ヒバ材のノコギリ屑を用いて実験した。この材
この材には2%程度の油が含まれている。つまり100gのノコギリ屑の中から2g程度の油が抽出できる。
これが青森ヒバの香りを形づくっている。まず溶媒で抽出して油を含まないノコギリ屑を作製した。そこにヒバ油を
添加し、ヤケヒョウダニの行動と繁殖を観察したわけである。
その結果、本来のヒバ油含有量とほぼ同等の2.0%群では、ダニ数が激減し、2日後には動いているダニ数は
ゼロとなった。また本来の含有量の八分の一程度の精油含量である0.25%群においても25日後には対照に
おけるダニ数の7%に激減した。0.5%群、1.0%群では13日以降動いているダニはほぼゼロとなった。 
以上より、ヒバの精油はダニに対して強い効果を持ち、本来、材に含まれている精油の八分の一程度の濃度で
ダニの数の増加を抑制出来ることが明らかとなった。人に対してさまざまな効果を持つことが明らかとなったヒノキ
や台湾ヒノキの材油もダニに対してはほぼ同等の強い活性を示した。
屋内属性ダニと人の至適環境は極めて近似しており、湿度条件に違いがある程度である。人の存在するところ
ダニも存在しており家屋内のダニ数をゼロにする事は不可能である。重要な事はダニの密度を下げ、アレルゲン
との接触が低下する環境を作り出すことである。(森林総合研究所生理活性チーム長 宮崎良文 著「木と森の
快適さを科学する」より)

木の快適さを科学する ダニ編は今回で終了です。次回は五感を介した木材の快適性として香りについて報告
したいと思います。それにしても、私達の一番身近にあり、素材そのものは幼児でも認識できる「木」特に国産
材は加工なしに無垢そのままで使いたい、いや使うべきだと益々思うこの頃です。

木の快適さを科学する4 2013年 7月 25日|

木の床への改装でダニを防除
 家庭内のダニによるアレルギー疾患が増加しているが、近年木造住宅に代わり、コンクリート住宅が多くなっ
 て 、家 庭内の環境が高温、多湿に偏ってきた事が主要な原因の一つであろうと考えられている。このよう
 な住宅建築様式や生活習慣の変化によってヒョウヒダニ類を中心とした屋内塵性ダニ類が急激に増加してき
 たわけである。生きているダニをはじめとして、空中に浮遊しやすく吸入されやすいダニの糞や死骸も強いアレ
 ルゲンとなり、さらにヒョウヒダニやコナダニをエサとするツメダニが増え、人を刺すことによって健康に影響をも
 たらす。 
 鉄筋コンクリートの集合住宅に住み、ダニの害に悩んでいる家庭において、床を畳及びカーペットからナラ材
 を主体とした「木の床」に改装することで、ダニの数がいかなる変化を受けるのか調べた。家族は5人で全員
 がかゆみを訴えており、改装前の床上のダニ数は104匹(㎡あたり、8~9月の平均)であった。冬季に「木の
 床」へ改装し、その後殺ダニ材剤を用いずに翌年の同時期にダニ数を調べたところ平均23匹に減少していた。
 床材を木質材料に 改装することにより、家屋内のダニ数を減少させ得ることが明らかになった。この原因とし
 て ・物理的にダニの繁殖に適さなくなったこと・木材の調湿効果により湿度が低く保たれたこと・木材中の香り
 成分がダニの行動や繁殖を抑制したことが考えられる。(木と森の快適さを科学する 宮崎良文 著)

 ダニの繁殖理由として、高温多湿が最適ということが良く解かった。日中は留守がちになり、高断熱高気密
 の住まいはダニにとって最適の住かになってしまうということだと思うが、それを防ぐ手立てとして、木の床
 の効用は大いに心強いことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木の快適さを科学するダニその3 2013年 7月 1日|

木造ならびに鉄筋住宅居住者のダニ抗原陽性率

木造ならびに鉄筋住宅居住者のダニ抗原陽性率木造住宅居住者と鉄筋住宅居住者におけるダニ抗原陽性率の違いについて766名の学童を使って調べた結果① 木製の窓枠の木造住宅に住む学童は23%の陽性率を持つ。② アルミサッシの窓枠の木造住宅では31%の陽性率である。③ 鉄筋、鉄骨住宅では35%であった。
つまり木造住宅に住む学童は鉄筋、鉄骨住宅に住む学童に比べ、ダニ抗原に対し、有意に低い陽性率を持つ事が明らかにされた。以上のように屋内塵中のダニがアレルゲンとなる事が明らかにされ、ダニ抗原陽性の小児喘息宅では家屋内のダニ数が多い事が指摘されている。(宮崎良文 著)

 次回は木の床に変える事によってダニ数が五分の一に減じる実験結果の詳細をお伝えします。

木の快適さを科学するダニその2 2013年 6月 17日|

住居内のダニの分布

住居内のダニの分布に関しては、概してソファー、カーペット、布団類、押入れ、畳、板の間の順に多い事が報告されている。湿度あるいは水分量が高く、居住者が長く留まる所に多数存在する。家屋内のダニ数がその湿度と相関している事が明らかになっている。ダニ(ヤケヒョウヒダニ)の平均家屋における、カーペットを使用している場合ののダニ数を調べると、0.5g当り平均658匹であるが、使用していない家では206匹と低い値を示す。またカーペットは畳と比べて3.2倍のダニが検出されている。板の間ではカーペットの0.2倍に減少し、塵の量も同程度に減少する。
建物の垂直分布では、学校の使っての実験では階高が高くなるにつれて、ダニの分布は減少する逆に超高層マンションでは階層の上昇とともに、ダニの数が増加することもある事が知られている。
共通して強く関与している環境因子として湿度条件が重要であると考えられる。
(宮崎良文著)

高温多湿の環境は6月から9月末頃に当るが、この頃の日本の住まいは高断熱、高気密を標榜している住まいが多く、1年中高温多湿にさらされていると言える。木の住まいの快適さは忘れてはならない文化であると思います。
(次回は「木造ならび鉄筋住宅居住者のダニ抗原陽性率」)

木の快適さを科学するダニその1 2013年 6月 10日|

木材とダニ 

家屋内のダニ(ヒヨウヒダニ)が飛躍的に増加したのは、昭和30年代から50年代にかけて起きており、それまでの約2.5倍になっている。この要因として①建築様式②室内装飾③生活様式に大別される。建築様式としては木造住宅からコンクリートやプレハブ住宅への移行、アルミサッシの普及、縁の下・畳床の通気の不良、住宅の狭小、密集化。室内装飾としてはカーペットの普及、ビニール製品の普及、ベットやソファ等の家具類の多多用、暖房設備の普及。生活環境としては核家族化や共働きの増加により、大掃除や畳干しなど住居管理が行われなくなった事、などが関連していると考えている。ここ20~30年の家庭内の環境は高温、多湿に傾いており多くの繁殖場所が提供されている。日本においては7~9月が繁殖が最大を迎える。(宮崎良文著 木と森の快適さを科学するより)

住まいの環境において上記の弊害はずいぶん浸透して、周知の事となっていますが、高温多湿の環境は、ますます増えつつあります。ヒバ油によるダニの抑制が実験で実証されている等、これからシリーズで木の快適さを書いて行きます。次回は「住居内のダニの分布」

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