木の家暮らし – 青ヒバの会

木の家暮らし

忘れかけた木心をよみがえらせた家

和風の落ち着きと蔵造りを感じさせる堅牢さを合わせもった興味深い造りになりました。
御主人が陶器の蒐集を趣味としていることが潜在的なテーマになっており、内部はヒバのゴールド色の艶を通して日本建築独特の木組の美しさを余すところなく表しています。もちろん建具、作りつけの棚などすべてヒバ材を使用。
面格子と障子のディテールは純和風ながら生活に合理性と機能性を持つ余裕をもたせました。以前からあった庭木を意識して大きく張り出させたリビングデッキに四季がその折々の表情をうつしだしてくれます。

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『木の家』と日本の夏地球温暖化現

『木の家』と日本の夏

地球温暖化現象が増々顕著になって来た。
真夏日は100日を越える。

そもそも高温多湿な日本列島は夏を旨として、湿度と協調する住まいが求められる。
日本の風土は調湿機能を有する「木の家」が快適な空間をもたらす。
しかし現代の住まいはエアコンに依存し、プライバシーを重視し、風を通さない個室群住居になりカビやダニなどの繁殖をうながしてしまう。
黒カビを好むダニの糞が室内にまき散らされ、呼吸器官を犯す。

＜青ヒバの家＞の快適さは、それらから開放してくれる事だ。
夏こそ風の通る木の香り豊かな空間で過ごしたいものだ。

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耐震健康シェルターは、森の国日本の豊かな森林資源を、自然素材のままで、特性を生かし活用する手法として発送した商品です。

先日納入した豊島区目白のS邸は区の助成金も受けて、娘さんが92才の祖父の為に購入されました。
香りが良く、寝心地抜群、突然の地震にも安心だと喜ばれています。

SDGs活動について、最近さかんに報道されていますが、耐震健康シェルター「命守」は、持続可能な空間環境を造り出すとして、経済活動としても評価されています。

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全ての戸建て住宅に求められるものは、大規模災害から家族を守り、健康に暮らす事です。

法令上の耐震構造にするだけでは不十分です。防災、防犯、防音に、あらかじめ配慮した素材と設計上の工夫が必要です。

そこで三つの計画上の要素を提案します。

①暮らしの中心になる大きなファミリールームの外三方に強固な耐力壁を設けたプランとし、他の一方は太陽光を取り入れ軸組の特性を生かして開放的な窓を設ける。

②家の中央部では、大黒柱二本と親方柱日本で守られた家族のための空間を設定する。

③家のカタチを表す大屋根を通し柱で支え、直下型の激震を受けるベタ基礎には柱勝ちで直に固定する。
2階床は水平鋼性を高め安定させる。

産地直送でコストを抑え、自由に自分流の住まいづくりを＜青ヒバの会＞は実現します。

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能登半島地震で被災された皆様にお見舞い申し上げます。

老朽化した木造住宅が多数、倒壊しておりますが、耐震健康シェルター「命守（いのちもり）」は居住者の命を守る、安心・安全なシェルターです。

大規模な耐震補強工事を施さなくても、家の中の4.5帖～6帖のスペースがあれば3～4日で組み立てられます。
住まいの倒壊の危機から身を守る事が出来ます。

カタログを御希望の方は＜青ヒバの会＞までお申し込みください。

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木造住宅の老朽化が進むと共に、空き家の増加が目立っています。
住み手の高齢化もあり、今さら大規模修繕も面倒だと考えるが、大地震が起きて家の下敷きにはなりたくない。

H邸も渋谷から東急線三つ目の祐天寺に立地していながら、建替えの方針が立てられないでいました。想定外の資金も必要になります。

そこで、自家住宅と貸家の上下2階建ての立体長家にする事にしました。
しかも貸家の賃貸料と手持ち資金で、建替える資金の返済も十分に出来る事がわかりました。

設計方針は大きく二つあります。
戸建木造住宅でありながら、1階と2階の独立性を守る。防災機能を高め、上下階の遮音と設備のメンテナンスが容易に行える構造とする事です。

軸組は青ヒバと杉の無垢材を使い、内装も香り豊かな小屋組を表した空間にしました。
水廻りはコンパクトにまとめ、省エネルギーと断熱性に配慮したエコハウスになりました。

ウェブサイトにて、他にも施工例をご覧いただけます。
プロフィールにURLがあります。ぜひご訪問ください。

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設計室の設立当初から、縁あって万座温泉に通い、大小合わせて12棟の宿泊施設を建設してきました。
群馬県とはいっても標高1800mの地であり、雲海の中にあって、年間100日以上は北海道並みの寒地になります。爽やかな高地リゾートの風が吹く温泉保養地です。

寒冷地建築の最大の敵は結露です。
冬季室内と室外の温度差は40度以上もありながら、施工期間が短く、充分な断熱施工と雪害に対する配慮が必要です。
温泉は草津以上の強酸性硫化水素泉です。通常の仕様では多くの金属が腐食します。この過酷な条件と30年以上戦ってきました。

一方で管理者の代行者として、国立公園を管理する環境省との折衝と滞在客をもてなす癒しの空間づくりを提案しました。
建築や設備工事多数の業者と発注者との契約を速やかにまとめ、一貫した設計監理業務とメンテナンス対策を行って来ました。

ウェブサイトにて、他にも施工例をご覧いただけます。
プロフィールにURLがあります。ぜひご訪問ください。

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玄関に入ったとたん、木のすがすがしい香りに迎えられるH邸。この香りのもとは、住まいの木材の約7割に使われている青ヒバ（青森ヒバ）です。

青ヒバは、抗菌・抗カビ、防シロアリ効果をもつ芳香成分「ヒノキチオール」の含有量が国産材でもっとも高い、究極の健康建材。しかし、青森県にある国有林から育林上必要な分だけ計画的に伐採される”幻の木材”であるがゆえに、他の材に比べ、値が張るのも事実。そこで夫妻は、産地とネットワークを組む「青ヒバの会」に参加。
流通価格の20%も安く購入でき、青ヒバの無垢材をふんだんに使った住まいを完成させました。

室内の木のデザインも鮮やか。リビング・ダイニングには八角形の青ヒバの大黒柱が堂々と聳え、住まいを支えます。また、吹き抜け上部の現わしになった小屋組みには、直径30cmもある太いアカマツの丸太梁が3本も架けられています。この力強い空間は、伝統の技を継承した、木組みを美しく見せるコネクター工法によるもの。職人たちの匠の技とていねいな手仕事によって実現したのです。そして、すべての構造材に木が無垢のまま使われ、丸太の軸組架構が魅力的な意匠として蘇っています。

2階の南面いっぱいのバルコニーは、家族全員分のふとんが干せる11mの長さがあり、晴れた日はここでふとんを日光消毒。陽光を浴びて、ふとんはフカフカになり、寝具のハウスダスト対策も完壁です。

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都会の一等地に平屋という、少々贅沢な青ヒバの住まいが誕生しました。都市に住むことは土地の有効利用の観点から木造であっても2階建以上が普通になっています。
木造の3階、4階建ても可能な昨今ですが、昔から日本の住まいの基本型は平屋にあると言われています。

準防火地域ですが、木をふんだんに使い外観は和風です。内部はお施主さんの住まい方を基本にした自由な空間構成になりました。リビングと寝室は母屋にまとめ、水廻りのキッチンダイニング、浴室を水屋にまとめて設けています。
2階建てより平屋の方がコストパフォーマンスにはかけますが、平屋ならではの自由かつ動線のシンプルさが特徴になります。そして母屋と水屋の間は離して、風が通り抜けます。
床面積75.56m²、天井を高く取ることにより、小屋裏空間が広く、家族構成の変化に対応出来ます。そして収納の少なさを補って余りあります。また母屋を覆う大屋根南面には、太陽光パネルを全面に敷き、発電能力は7.0ｋになり、売電によってリターンの収入があります。
温暖化による夏型の気候が長く続く今日ですが、庇を大きく取る事により、軒下から自然の涼風が入り、クーラーに依存しなくとも夏日を心地よく過ごせます。

＜青ヒバの家＞としては、久方ぶりの平屋の実現でした。日本の家が持つ力を、あらためて感じた仕事でした。

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軽井沢は夏の避暑地として有名だが地元に生活している人にとって冬の寒さは特別だと言う。

雪は少なく積もるほどではないが、凍てついた表土から冷気が立ち上がり、日常生活に支障をきたす。
ゆえに温かい西の文化が定着せず茶室もない。

軽井沢には文化人も多く住むが、茶室を立てた住人はいない。かねてから青森に縁もあり、寒冷建築を手掛けている私にとって新たなる挑戦となった。

提案したのは寒さから守られ、かつ「わび」「さび」の世界の茶室を鞘のように包む構造である。
外側の輸は強化和紙で蔀戸（しとみど）風の建具を吊り込み内壁との聞には光源を入れた。うすぐらい森の中に浮かぶ光堂のイメージである。

青森ヒバを使った建築物として中尊寺の金色堂があるが、時とともに黄金色に変化する青ヒバを使用した茶室は施主の懇いを形にできた。

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